「なんでこんなに臭いの!?」──その答えはカメムシかもしれません。
暖かくなる季節になると、どこからともなく現れるあの虫。
しかも放っておくと、一気に大量発生…!? 知らないうちに衣類や家の中に入り込み、悪臭や健康被害を引き起こすことも。
本記事ではそんな厄介なカメムシについて、その正体・駆除法・予防法・プロの業者選びまで、解説します。
この記事を読めば、あなたの家からカメムシの心配がなくなるはずです!
自分でできるカメムシの駆除方法
市販の道具や家庭にあるもので、カメムシ対策は意外と簡単にできます。
薬剤を使った方法から、手作りの捕獲器まで、試せる方法はさまざまです。
- 殺虫剤を使った駆除
- 冷凍スプレーを使った退治法
- ペットボトルで捕まえる方法
- カメムシを叩いてはいけない理由
殺虫剤を使った駆除
まずは基本の方法。
市販のカメムシ専用殺虫剤を使えば、効果的に退治できます。
特に「ベニカ水溶剤」のような農作物にも使える製品なら、庭の植物を守りながら安全に使えます。
使用する前には、対象の植物に適しているかを確認しましょう。
適切な使い方を守れば、長期間にわたりカメムシを寄せ付けません。
冷凍スプレーを使った退治法
カメムシは温度変化に弱いので、冷却スプレーも有効です。
殺虫成分を使わず、急速冷却で動きを止められるので、室内や植物のそばでも安心して使えます。
ただし植物に直接スプレーすると傷むこともあるので注意が必要です。
ベランダや網戸など、カメムシが集まりやすい場所に使うと効果的です。
ペットボトルで捕まえる方法
身近にあるもので作れるカメムシ捕獲器として人気なのが、ペットボトルを使った「カメムシホイホイ」。
空のペットボトルをカッターで上から1/3ほど切り、その部分を逆さにして本体に差し込み、テープで固定します。
これで簡易的なカメムシ捕獲器の完成です。
カメムシは下に逃げる習性があるため、これを下に置いておくだけで自然と入っていきます。
捕獲後は密封すれば臭いも広がりません。
中に中性洗剤を少し入れておけば、より確実に駆除できます。
短時間で作れるので、急な発生にもすぐに対応できます。
カメムシを叩いてはいけない理由
カメムシは叩いてはいけません。
潰すとあの特有の臭いが部屋中に広がり、壁や床にも染みついてしまいます。
さらに潰した手で顔などを触ると、皮膚に炎症を起こす恐れもあります。
カメムシを見つけたら、ティッシュでそっと包むか、捕獲器で静かに処理するようにしましょう。
安全のためにも、カメムシには絶対に素手で触れないよう心がけることが大切です。
カメムシを駆除できるおすすめの害虫駆除業者
自分で駆除できない場合や、大量に発生してしまったときは、プロの業者に相談するのが一番です。
ここでは信頼できるカメムシ駆除の専門業者を紹介します。
害虫駆除業者 | 料金 | 特徴 |
カメムシ駆除屋さん | 要問い合わせ | ・経験豊富な調査員が状況確認して最適な駆除方法を提案
・安全性の高い薬剤を使用 |
カメムシ駆除Navi | 要問い合わせ | ・24時間、365日しかも全都道府県対応
・一般家庭だけでなく店舗やビルなどにも対応 |
ダスキン | 27,500円(税込)~ | ・害虫の発生を予防するための措置をしている
・薬剤を使わなくて済むような地球にやさしい害虫駆除 |
ムシムシバスターズ | 立地環境、建屋の構造・材質等で料金が変動 | ・安心・低料金で、効果・持続力がバツグン
・春と秋の年2回の施工 |
くらしのマーケット | 登録業者によって異なる | ・地元密着の個人経営だからこその融通の利くサービスと低料金
・インターネットから気軽に申し込める |
カメムシを駆除できるおすすめの害虫駆除業者を5つ紹介しましょう。
カメムシ駆除屋さん

カメムシ駆除屋さんは、東北から関東一帯を中心に対応している専門業者です。
調査力に定評があり、メディアでも紹介されるほどの実績があります。
現場では状況を丁寧に確認し、それぞれのケースに合った方法で確実に駆除を行います。
使用する薬剤も安全性に配慮されており、子どもやペットがいる家庭でも安心して利用できます。
見積もりも明確で、費用面でも良心的な価格設定です。
カメムシ駆除Navi
カメムシ駆除Naviは、全国対応かつ年中無休で利用できる便利な業者です。
住宅はもちろん、店舗やオフィスなど様々な施設にも対応可能。
専門的な知識をもったスタッフが常駐しており、現場に応じた柔軟な対応が魅力です。
価格も透明で、見積もりから施工までスムーズに対応してくれます。
初めて依頼する人でも安心できる体制が整っています。
ダスキンの安心サービス
清掃で有名なダスキンも、実は害虫駆除の分野で高い信頼を誇っています。
カメムシ駆除についても、事前調査から丁寧に行い、家の構造や立地に応じた最適な方法を提案。
薬剤の使用に頼らず、侵入経路の封鎖や物理的対策を中心に対応するのが特徴です。
環境や人体に配慮したやさしい駆除方法を希望する人におすすめです。
ムシムシバスターズの現場力
ムシムシバスターズは、戸建て住宅から飲食店・ビルまで幅広く対応しており、現場調査の徹底と的確なプランニングが強みの業者です。
調査に基づいて最適な駆除方法を選定するため、効果が高く、追加費用も発生しにくいのが特長。
見積もりの段階で明確な金額が提示されるため、費用面での不安もありません。
経験豊富なスタッフが丁寧に作業を進めてくれるため、初めての方でも安心です。
くらしのマーケットの柔軟対応
くらしのマーケットは、地元密着型の個人業者が多く登録するプラットフォームです。
依頼者は口コミや写真を見ながら、信頼できる業者を選ぶことができます。
価格は登録業者によって異なりますが、相場よりも手頃なことが多く、相談や予約もオンラインで完結。
柔軟でフレンドリーな対応を求める方にぴったりです。
カメムシ駆除業者の選び方
信頼できる駆除業者を選ぶためには、いくつかのポイントを押さえておくことが大切です。
料金や実績、アフターサポートなど、比較するポイントを知っておくと安心です。
- 料金を比較する
- 実績があるかどうか
- 保証がしっかりしているか
料金を比較する
カメムシ駆除の料金は、業者によって大きく異なります。
見積もりを複数社から取ることで、相場を把握しやすくなります。
少なくとも3社程度から見積もりを取るのがおすすめです。
相場としては15,000〜17,000円程度が一般的ですが、発生の規模や建物の構造によって費用が増える場合もあります。
追加で出張費や薬剤費がかかることもあるので、事前にしっかりと確認しましょう。
比較の際には、料金だけでなく、サービス内容とのバランスを見ることも大切です。
「安いから」と飛びつくと、必要な作業が省かれてしまうこともあるため注意しましょう。
実績があるかどうか
カメムシ駆除は、建物の構造や周辺環境によって方法が異なるため、経験豊富な業者の方が安心です。
過去の施工例や口コミを確認し、その地域での実績がある業者を選ぶとより確実です。
特に古民家やマンションなど建物の種類によって対策が変わることもあるため、対応経験のある業者に依頼するのが良いでしょう。
ホームページで施工実績を公開している業者は信頼性が高い傾向にあります。
保証がしっかりしているか
優良な業者の多くは、駆除後の再発に対して保証制度を設けています。
施工後にカメムシが再発した場合に、追加料金なしで再施工してくれるサービスがあると、万が一のときにも安心です。
保証期間や保証の内容は業者によって異なるので、事前に確認が必要です。
どこまで対応してくれるのか、条件はどうなっているのかをきちんと把握しておくことが大切です。
信頼できる業者を選べば、長期的な安心が手に入ります。
価格だけでなく、総合的なサービス内容を比較して判断しましょう。
カメムシが大量発生する原因と被害
春から夏にかけて、カメムシの活動が一気に活発になります。その原因は、生態のサイクルや環境の変化にあります。
- カメムシが増える理由とは?
- カメムシの種類や天敵は?
- においだけじゃない?カメムシの被害とは
カメムシが増える理由とは?
カメムシが急に増えたと感じたら、それは産卵シーズンが関係しています。
カメムシの寿命は約1年半。
前年に孵化したカメムシが冬を越え、梅雨時に産卵を開始します。
ベランダや洗濯物に産み付けられた卵は、約1週間で孵化。
これが翌年の大量発生に繋がります。
たとえば網戸や外壁に卵がついていることに気づかず放置してしまうと、家の中に大量のカメムシが入り込む原因になります。
見かける数が少ないからと安心せず、早めの対策をしておくことが来年の被害を防ぐ第一歩です。
カメムシの種類や天敵は?
カメムシにはいくつかの種類があり、それぞれ好む植物や活動時期が異なります。
「マルカメムシ」「イチモンジカメムシ」「ホソヘリカメムシ」などは、豆類やトマトの実を好み、栄養を吸って作物にダメージを与えます。
見た目には目立ちませんが、品質や収穫量に大きく影響を及ぼすこともあります。
ホソヘリカメムシは特に雑草の多い場所から発生しやすく、放置すると数が増えて周辺の畑にも広がっていきます。
クサギカメムシやチャバネアオカメムシといった種類は、スギの球果を食料源にするため、暖冬の年には大量発生することも珍しくありません。
カメムシにはほとんど天敵がいないため、一度増えると人の手で対応するしかなくなります。
においだけじゃない?カメムシの被害とは
カメムシは不快なにおいを放つだけでなく、私たちの生活にさまざまな影響を与えます。
まず分泌液が肌に触れると皮膚炎を起こしたり、目に入ると炎症を起こしたりすることがあります。
特に子どもがいる家庭では知らずに手で触れて目をこすってしまうなど、思わぬトラブルになることも。
さらに、衣服についたにおいはなかなか落ちず、洗っても残ってしまう場合があります。
専用の洗剤や重曹を使えば多少は軽減できますが、完全に取り除くのは簡単ではありません。
また農作物にとっては深刻な被害をもたらします。葉や茎を食べるのではなく、内部の汁を吸うため、実の中が空洞になったり、変色したりすることがあります。
これは見た目に現れにくいため、収穫して初めて気づくケースも多く、農家にとっては大きな打撃です。
カメムシ発生対策!侵入される前の予防
カメムシの被害を防ぐには、侵入される前の予防が重要です。
普段の生活の中でできる工夫を取り入れて、カメムシの侵入をブロックしましょう。
- 殺虫剤・防虫剤を散布する
- 庭やベランダの除草を徹底する
- ミントやハッカを活用する
- 防虫ネットや寒冷紗を使う
殺虫剤・防虫剤を散布する
カメムシ対策としてもっとも手軽なのが、専用の殺虫剤や防虫剤を使うことです。
特に、外壁や網戸、窓枠、玄関周りにスプレーすると、カメムシが近づかなくなります。
製品によって効果の持続時間は異なりますが、1週間から2ヶ月程度効力が続くものが多いです。
定期的に散布すれば、カメムシの侵入を大幅に減らせます。
庭やベランダの除草を徹底する
カメムシは雑草が大好きです。とくに草むらや花壇、家庭菜園の周辺に集まりやすい傾向があります。
そのため、定期的に除草をして、カメムシの住処を減らすことが大切です。
草を抜いた後は、そのままにせず、ビニール袋などに入れてすぐに処分しましょう。
放置すると再びカメムシを引き寄せてしまいます。
ミントやハッカを活用する
カメムシはミントやハッカの香りを嫌う習性があります。天然の忌避剤として手軽に使える方法です。
スプレーボトルに水90mlとハッカ油20滴を入れてよく振るだけで、簡単なカメムシ忌避スプレーが完成します。
網戸や窓の近くに定期的に吹きかけておけば、カメムシが近づかなくなります。
使うボトルはハッカ油の腐食に強いガラス製がおすすめです。
人にも使える虫よけにしたい場合は、無水エタノール10mlを加えるとより効果的です。
防虫ネットや寒冷紗を使う
カメムシは非常に小さな隙間から侵入してきます。
農作物や花壇を守るには、防虫ネットや寒冷紗を使うのが効果的です。
特に4ミリ以下の目合いのネットなら、ほとんどのカメムシをシャットアウトできます。
換気のことを考えて設置し、夏場は温度上昇に注意しましょう。
寒冷紗はカメムシ以外にも、鳥や乾燥対策にも使えるので、農作業をしている方にとっては一石二鳥です。
カメムシ駆除に関するQ&A
カメムシ対策をしていると、ふと疑問に思うことがいくつか出てきます。
ここでは、よくある質問とその答えをわかりやすくまとめました。
- カメムシのにおいを消す方法は?
- カメムシ注意報って何?
- 業者に依頼するメリットとは?
- カメムシの卵を見つけたらどうする?
カメムシのにおいを消す方法は?
カメムシのにおいが手や服に移ってしまったら、すぐに対処しましょう。
手についた場合は、オリーブオイルや食器用洗剤を使うと効果的です。
これらはカメムシの分泌液を分解しやすく、石けんと併用するとにおいが取れやすくなります。
衣類ににおいがついたときは、界面活性剤入りの洗剤でしっかり洗いましょう。
スチームアイロンを使って熱処理するのも有効です。
においの成分が揮発するため、日光に当てて干すだけでもかなり軽減されます。
カメムシ注意報って何?
「カメムシ注意報」や「カメムシ警報」とは、主に農業関係者向けに出される情報です。
作物への被害を予防するために、発生が予測される地域や時期を知らせてくれます。
ただし、この情報が出されたからといって、必ずしも住宅地でもカメムシが大量発生するとは限りません。
発生状況は地域や植生によって違うため、実際の環境に応じた対策を取りましょう。
業者に依頼するメリットとは?
業者に依頼する最大のメリットは、徹底した駆除と予防対策をセットで行ってくれることです。
プロは害虫の行動パターンを熟知しており、カメムシがどこから侵入しているか、どこに卵を産んでいるかを的確に見抜いて処理します。
また再発を防ぐためのアフターサポートや保証がある業者も多く、長期的な安心につながります。
自分で駆除しきれないと感じたら、早めに相談してみると良いでしょう。
カメムシの卵を見つけたらどうする?
カメムシの卵は小さな粒が集まったような形をしていて、網戸や洗濯物、外壁に付着することがあります。
見つけたら、ガムテープなど粘着力のあるもので優しく取り除きましょう。
取り除いた卵はビニール袋に密閉して捨てれば、においや再発の心配もなく安全です。
水で流したり、こすってつぶしてしまうとにおいが発生することがあるので避けてください。
カメムシ駆除のまとめ
カメムシは見た目のインパクトだけでなく、においや健康被害、農作物への影響など、多方面にわたって被害を及ぼす厄介な存在です。
特に、梅雨から秋にかけての活動が活発になる時期には、予防と早期対応がカギとなります。
本記事では、カメムシの発生原因から自分でできる駆除法、信頼できる専門業者の選び方までを詳しく解説しました。
予防策としては、殺虫剤の散布や除草、ミントなどの自然素材の活用、防虫ネットの設置などが効果的です。
大量発生した場合や自力での対処が難しいときは、無理をせず専門業者に相談するのが賢明です。
確実な駆除とアフターサポートによって、長期的に安心できる環境を整えましょう。
「知らなかった」では済まされないカメムシ対策。
この記事を参考に、今すぐできる対策から始めて、快適な生活を守りましょう。
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